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チームのパフォーマンス向上を図るうえでコミュニケーションは欠かせません。
年代やそれまで培ってきた経験、能力など、違う者同士が一つのチームで働くとき、コミュニケーションがなければお互いのことを知ることもなく、目標に向かって一致団結することは難しくなってしまいます。
この記事では筆者の実体験をもとに、コミュニケーションが少なくて雰囲気が悪く、売上も目標達成にほど遠かったチームが、積極的にコミュニケーションを取るようになったことで、劇的な変化を遂げた話を紹介します。
目次
コミュニケーションとは「互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと」を意味し、キャッチボールに例えられるようにお互いに理解しあうことが大切です。
皆さんの職場でのコミュニケーションはどうでしょうか。
上司から部下へ、店長からアルバイトへ、会話のほとんどが業務連絡になっていて一方通行の会話になっていないでしょうか。
『業務連絡が伝わっているのであれば問題ない』
たしかにそうかもしれせん。しかし、それでは上司の仕事への思いや方針を部下に浸透させるのは難しくなってしまいます。
また、部下の考えや思いを汲み取ることで、新たな発見やチームの一体感が芽生え、同じ目標を高い次元で共有できるようになる機会が失われてしまいます。
ここからは、過去にコミュニケーションが少なかった頃の私の職場の状況を踏まえてお話ししていきます。
もともと営業職で、個人の目標を達成させることが重視される職場ということもあり、会話が少なく、たまに出る話題も仕事の内容がほとんどでした。
コミュニケーションが少ないせいで、お互いに自分の思いを伝えることができず、課題に対してどう改善すべきか、チームとして行動の指針はどうするか、といった話し合いでも表面的な意見が多く、建設的な議論ができていませんでした。
また、ベテラン社員と若手社員の間で溝ができてしまい、人材の育成にも影響が出ていました。
そんな雰囲気の中、毎日仕事をしていると、常に緊張状態でありモチベーションを保つのが難しく、社員の定着率にも影響が出ていました。
そして、その環境が当たり前になってしまい、私が所属していた店舗は長年、売上が低迷していました。
そんな中、異動で新しく若い上司が着任し、大きく店舗が変わっていくことになります。
驚くことにその新しい上司は営業成績ではなく、「職場にいても楽しくない」ことを一番の課題にしました。
そしてさっそく取り組んだのが職場内の会話を増やすことです。
会話のきっかけを増やすためにさまざまな取り組みがあり、「Good & New」もそのうちの一つの取り組みでした。
これは 、毎日の朝礼で昨日あった「良かったこと(Good)」や「新しい発見(New)」を全員で共有し、拍手をするという取り組みです。
当初、私を含めて店舗内のメンバーはとても困惑しました。特にベテラン社員からは、なぜこんなことに時間を使うのか、といった意見も出ました。
しかし、一見無駄に思われた施策が大きな変化をもたらしました。
結論から言うと、長年低迷していた店舗の成績が、わずか半年ほどで全国トップクラスの売上を叩き出す店舗に変わっていきました。
新しい上司が来てから、営業方法や顧客のターゲットを変えたわけでもなく、職場内で皆がコミュニケーションを取るようにしただけなのに、さまざまな変化がありました。
例えば、ベテランの誰かが「Good & New」で仕事の成功体験を話したら、その事例に近い案件を持った若手がその成功体験の詳細を聞きに行く。
若手が趣味の話をしたら、共通の趣味を持ったベテランが話しかけに行く、といった行動が生まれました。
会話が生まれることでお互いの人柄を知ることができ、さらに自然と成功体験や失敗体験を共有するなど、今までは暗い雰囲気だった職場が、むしろ業務の教えあいや雑談が増えて徐々に明るい雰囲気になりました。そして、誰かがミスをしても他の誰かがカバーしてくれるような環境になり、若手も以前より積極的にチャレンジするようになりました。
チャレンジして結果を出した若手に触発されたベテランのモチベーションも上がり、プラスの効果が連鎖して今までがうそのように売上が上がっていきました。
新しい上司が店舗の課題にした「職場にいても楽しくない」。だからまずは会話を増やそうというのは、一見思い切った改革に見えて実は、全て配属直前に受けていた動画研修の内容をそのまま実践しているだけというのが後々わかりました。
つまり過去の上司や他の店舗の責任者は、コミュニケーションに課題があるにもかかわらず研修内容を軽視し、実践もせずにいたということです。
しかし、今回、全店舗でも飛びぬけた改善をしたその取り組みは全ての社員に共有され、さらには研修の重要性と必要性が再度認識されました。
もう一度、皆さんの職場のコミュニケーションはどういった状態か、思い返してみてください。
上司、同僚、部下がどんな人なのか、どんな思いで仕事をしているのか、上司はチームにどんな理念を浸透させようと考えているのか、部下がどんな悩みを抱えているのかなど、しっかりと理解・共感できているでしょうか。
もし、はっきりと理解・共感ができていると言えないチームは、コミュニケーションによってまだまだ成長の余地があります。
会話のきっかけが足りないなら、この記事でも紹介した「Good & New」などの取り組みをしてみましょう。
コロナ禍でコミュニケーションを取る機会が減ってしまったなら、オンラインでやり取りのできるコミュニケーションツールの活用も一つの手段です。
コミュニケーション活性化、エンゲージメント向上プラットフォームの「CommuRing(コミュリング)」なら、手軽にコミュニケーションが取れるだけでなく、研修などの動画共有が可能です。
とくに小売業であれば、コミュニケーションを効率化し、多店舗マネジメントをサポートする「STORE+(ストアプラス)」がおすすめです。STORE+は、各店舗のタスク管理やアクション管理、店舗からの報告の集計・チェックを効率化し、店舗運営の手間暇を削減するコミュニケーションツールです。また、プラットフォーム上でマニュアル動画を共有できるため、店舗スタッフの顧客対応の改善向上も実現します。
コミュニケーションが職場に与える効果について少しでも共感できるものがあれば、すぐにでも実践していきましょう。
CommuRingは、もっと「つながる」もっと「伝わる」を目指したコラボレーションツールです。
2023年3月1日「infoScoop Smart×Portal」の機能を強化しサービス名称を「CommuRing」にリブランディングしました。
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執筆者情報:
堀川 僚太
株式会社ユニリタ クラウドビジネス事業本部 DXアクセラレーション部
金融関連のセールスを経験後、異業種であるユニリタに入社。自身の経験を生かしたコミュニケーションに関する有益な情報を提供するために執筆を行う。趣味はバスケットボール。
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