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職場の悩みは組織力の低下が原因!働きがいを生み出す組織づくりを

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「働いていて楽しくない」「職場に見えない壁があり、コミュニケーションが不足していると感じる」など、職場で悩みを抱えるビジネスパーソンが増えています。日本産業カウンセラー協会が毎年実施する「第14回 働く人の電話相談室(2020年9月10日~9月12日)」の相談件数は、延べ330名、527件を記録しました。そのうち、大部分の相談内容は職場の人間関係や就業状況に関するものでした。[注1]

職場でよくある悩みの原因の多くは、「組織力の低下」にあります。この記事では、ビジネスパーソンが抱える課題をふまえつつ、働きがいが生まれる仕組みや、組織を変えるための目標管理の重要性について解説していきます。

働く人のよくある悩み3選!職場の悩みは組織力の低下が原因

ビジネスパーソンは日々多くの悩みを抱えていますが、その原因の多くは「組織力の低下」と深い関わりがあります。とくに新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)対策のため、テレワークを導入し、経営環境や雇用環境が大きく変わった企業の多くでは、職場の人間関係をはじめとした課題が噴出しています。ここでは、職場でよくある悩みとその原因を3つ紹介します。

働くことに楽しさが感じられない

ビジネスパーソンの悩みで多いのが、「働くことに楽しさが感じられない」というものです。組織開発やコンサルティングを手掛ける米国企業ギャラップの調べによると、日本では、従業員エンゲージメントが高い「熱意あふれる社員」の割合がわずか6%にとどまることがわかりました。また、「やる気のない社員」は全体の70%、働く意味や楽しさが感じられず、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は全体の24%に達するともいわれています。[注2]

働くことに楽しさが感じられないビジネスパーソンが増えている原因として、ギャラップ社は指示命令型の組織構造にあるとしています。上司の命令に部下が従うというマインドセットが払拭されず、自分に合っていない仕事を続けざるをえないことが、無気力な社員ややる気のない社員が増えている原因と考えられます。

チーム単位で仕事ができていない

また、職場の人間関係の悩みの多くが、チーム単位で仕事ができていないことに端を発しています。とくに新型コロナの影響下では、社員同士のコミュニケーションをとりづらく、チームワークが低下しがちです。そのため、「自分の業務量が多く、手一杯なのに誰も助けてくれない」「他の人のフォローばかりで、自分の業務が全く進まない」など、チームのコミュニケーション不全に起因する悩みが増加しています。また、チーム単位で仕事ができていないと生産性の低下につながるため、企業の経営者目線でも深刻な問題となっています。

今どんな仕事をすればいいのかわからず、孤立してしまう

日本産業カウンセラー協会によると、コロナ禍でのカウンセリングでもっとも多かった相談が、「在宅勤務が急にはじまったため、仕事を覚えたりスキルを身に着けたりする時間がなく、職場のなかで孤立してしまう」というものでした。たとえば、以下のような相談がホームページで挙げられています。[注3]

  • 初めての職場で、分からない事が多い状況の中で、周囲に分からない事を聞こうにも、在宅勤務を余儀なくされていて聞ける人がいない
  • 新規採用者や昇格による研修等が十分な形で開催できない状態になり、特に新規採用者においては、規範や業務に向き合うための必要最小限の知識を身に付けてもらう重要な場と期間が取れない

このように、ビジネスパーソンによくある悩みの多くは、組織の機能不全や、チームワーク力の低下が原因の1つです。職場の悩みを解決するためには、働きがいを生み出す組織づくりに取り組む必要があります。

働きがいを生み出すには?組織の目的と個人の目的の重ね合わせが必要

そもそも、社員の働きがいはどのように生まれるのでしょうか。働きがいを創出するうえで大切なのが、組織の目的と個人の目的の重ね合わせです。企業が事業目的を持つように、企業で働く個人もさまざまな目的を持っています。この2つの目的の重なり関係によって、やる気やモチベーションに差が生まれます。

企業と社員の目的の共有度合いによって、組織は3つに分類できます。

企業と社員の関係性 目的の共有度合い
健全な重なり関係 企業と社員がビジョンを共有しており、共通の目的のために社員が自ら考えて行動できる組織
不健全な従属関係 企業のビジョンに社員が従属しており、指示命令によって社員を動かす組織
不健全な分離関係 企業と社員がビジョンを共有しておらず、別の目的のために行動する組織

働きがいが生まれるのは、企業と社員の目的が「健全な重なり関係」を成す組織です。「企業の社会的使命に共感できる」「顧客へ届けようとしているサービス価値に共鳴できる」など、社員が組織の目的を自分の目的にできるかどうかが、熱意やモチベーションに強く影響します。

組織で働くメリットは?人と人の相乗効果がパフォーマンスを高める

近年、企業の一員として働くことにやりがいを感じられず、独立開業やフリーランスなど、企業を離れてキャリア形成を考える人が増えています。企業に縛られずに働くことには、異動や転勤がなく、自由で柔軟な働き方ができるというメリットがあります。しかし、組織で働くことにも大きなメリットが存在します。たとえば、個人ではできないようなことも、チームなら実現できます。

2019年の「ユーキャン新語・流行語大賞」では、ラグビー日本代表のスローガンである「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれました。ラグビー日本代表のように1つのチームとして結束することで、お互いの強みや特徴を活かし、相乗効果によってパフォーマンスを大きく高めることができます。また、企業組織はナレッジベースを活用することで、社員の蓄積やノウハウを蓄積し、さらにチームを成長させることが可能です。人間関係の煩雑さといったデメリットがある一方で、企業の一員となることには大きな働きがいがあります。

働きがいを生み出す組織づくりには「目標管理」の仕組みが必要

それでは、働きがいを生み出す組織づくりには、どんな仕組みやプラットフォームが必要なのでしょうか。

ONE TEAM(ワンチーム)のスローガンのように、チームを1つにまとめるのに役立つのが、チーム共通の目標設定です。とくにお互いの顔が見えないテレワーク環境では、「何をすればいいのかわからない」「仕事をこなしても、適切に評価してもらえない」という状態に陥りがちです。そこで、こまめにチーム全体の目標を決め、メンバー1人ひとりに目標達成に向けて取り組んでもらうことで、チームを1つの方向へ導くことができます。また、企業の目的と社員の目的を共有することで、仕事への熱意やエンゲージメントを高めることも可能です。メンバーに対して1対1で会話するような1on1ミーティングなどでコミュニケーション強化を図りましょう。

職場の悩みは働きがいを生み出す組織づくりで解決できる

企業で働く人の多くは、日常的にさまざまな悩みを抱えています。企業に所属することにはデメリットもある一方で、「お互いの強みや特徴がシナジーを生み出す」「ナレッジベースを活用できる」など、大きなメリットもあります。職場の悩みを働きがいに変えていくには、目標管理をはじめとした組織開発への取り組みが必要です。

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[注1] 一般社団法人日本産業カウンセラー協会:第14回「働く人の電話相談室」結果報告 新型コロナへの対応で職場、キャリアに関する悩みが過半数 相談相手は友人の割合がトップ、身近な存在が支えに
https://www.atpress.ne.jp/news/235260

[注2] 日本経済新聞:「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873820W7A520C1TJ1000/

[注3] 一般社団法人日本産業カウンセラー協会:新型コロナウイルスによる不安やストレスなどの心の問題に対処するために
https://www.counselor.or.jp/covid19/covid19column18/tabid/534/Default.aspx

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執筆者情報:

ユニリタ Serccs Board チーム

株式会社ユニリタ ビジネスイノベーション部

チームタスク管理ツール「Serccs Board」のプロモーション担当チームです。
職場におけるチームの知的生産性の向上に注力してきたメンバーが、チームワークに課題をお持ちの方に役立つタスク管理術やツールを活用した解決策を発信していきます。

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