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自動化によるITサービスの加速と品質向上

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今回はテストの自動化について書いていきたいと思います。

昨今では、スマホ・タブレット等の普及により、システムを利用するデバイスの種類においても多様化が進んでいます。

それに伴い、システムの開発では、テストすべき環境も多種多様となってきていますが、どの企業においても「コスト削減」「開発のスピードアップ」といった課題に直面する場面が出てくるかと思います。

そこで、それらの課題を解決するための1つの策としてあげられるのが、システム開発にて同じ内容を複数回実施したり、別の環境で実施するといったルーチン作業にもっとも近い
テスト作業です。
テストを自動化することによるメリットは、作業効率の向上だけでなく、複雑な入力も自動実行することで、操作ミスを防ぎ、品質の安定も見込むことができます。

世の中では、GUIのオペレーションを自動化するツールとして、Seleniumや、IeUnit、Watir、Marathonなど様々なツールが出ていますが、

今回は使ってみて面白いなと思ったSikuliというツールについてちょっとだけ紹介してみようと思います。 

Sikuli

Sikuliというツールの面白いところは、画像を認識してオペレーションを実施する部分です。

Seleniumなどのツールでは「どのIDの項目に何を入力するか」といった内容を指示するため、正確なテストができる反面、開発時に項目にあらかじめIDを付けておくといった配慮や、テストプログラムの作成にもスキルを必要とするため多少手間がかかります。

 

Sikuliは画像認識でオペレーションをするため、IDの無い項目やFlashなどを使用しているWebページや、その他GUIアプリに対しても自動化することが可能になります。

また、テストプログラムの作成も下のように、画像と一致する部分をダブルクリックや、画像と一致する部分に文字を入力といった形で、特別なスキルが無くても簡単に作成することができます。

※例としてInternetExplorerを起動し、UNIRITAのホームページを検索して開くプログラムになります。

 

これにより、今まで自動化できていなかった部分のテストや、毎日実施しているオペレーションを自動化したいけど、プログラムを書くのはちょっと…といった悩みも解決できるかもしれません。

同様の悩みをお持ちの方は、使ってみてはいかがでしょうか。

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