今回は、言葉についてのお話です。
言葉
話す・書くといった行為によって、相手に情報を伝達できるもの。
伝達する内容によっては相手を守る、相手を攻撃する、といった真逆の内容を伝えられる自由度の高さ、感情を込める事で伝えたい内容を強調し、心情に訴える事ができます。
そんな、人間が進化した要因の一つでもある言葉ですが、使い方によっては毒にも薬にもなります。
例えば、「結構です」という言葉は、肯定にも否定にもなる曖昧な言葉です。
否定するつもりで「結構です」と言ったものの、
先物取引を注文されてしまったナニワ金融道の教頭先生が、代表的な例です。
また、同音異義語といった、同じ音(読み)で異なる意味としてでも捉える事ができます。
噛みつかれた≠神憑かれた
とか。
上記の形で認識の齟齬が発生しうる為、ビジネス面では「契約書」という書類で、
言葉を使って認識を合わせ、折り合いを付け、お互いを縛ります。
日常生活で常に注意する事
とはいえ、日常でいちいち契約書を多用する訳にはいきませんから、
以下の点に注意していく事で、認識の齟齬を減らします。
数字を用いる
言葉に数字を混ぜる事で、より具体的に伝わります。
例)みかんがたくさん必要です→みかんが70kg必要です
断言する
曖昧さを排除する事で、認識のずれを少なくします。
例)絶対大丈夫だよ多分→大丈夫です、間違いありません
エビデンスを残す
言った言わない(伝えた伝えてない)といった論争を防げます。
例)ボイスレコーダーによる録音、書面/メールによるやり取り
理由を記載する
分かっているだろう、といった認識は相手にあるとは限らない為、
伝えたい内容を意図と合わせて伝えます。
例)いつもガリガリ君を買う理由は、あたりのスティックを収集しているためです。
決して、お金が無い訳ではありません。
生きていく以上、相手に正しく伝えるというのは至上命題です。
言葉の選び方、伝え方によって相手への響き方も変わりますが、それはまた気が向いたら書きます。
それではまた!