ビジネス課題への解決策(アイディア)と、新たな発想(+α)が見つかるIT情報メディア

Menu
  1. TOP
  2. クラウド
  3. 製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩とは?

製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩とは?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

DXとは、デジタルデータやIT技術を活用して、顧客や社会のニーズを把握したり、製品やサービスのクオリティを向上させたりすることです。企業のビジネスモデルを変革して競争力を高めるため、さまざまな業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められています。

DXは、日本だけではなく世界中でトレンドとなりつつあり、AIやビッグデータなどの技術を活用して改革を成功させる企業も増えてきました。製造業も例外ではありません。生産性の向上や経営力の強化を目的として、DXに注目している企業も増えてきています。この記事では、製造業におけるDXの重要性やメリット、DXを進めるポイントなどについて解説します。DXの推進を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

製造業におけるDXの重要性

製造業におけるDXは、単なるデジタル化やIT化とは異なります。一般的にはデジタル化やIT化の大きな目的は、書類をデータ化して管理することや、ITツールを導入することです。一方、製造業におけるDXでは、ITツールなどを活用しつつ、製品のクオリティアップ、社内業務の効率化、生産性の向上、経営戦略の改善といった、より大きな目標の実現を目指します。

DXが重要視されている理由としては、少子高齢化による人材不足や、国際的な競争力の低下などが挙げられます。製造業に限りませんが、少子高齢化によって若い社員が不足していることは、多くの企業が抱えている課題です。DXを推進することで業務を効率化し、少ない人材でも仕事が回るようにしなければ、企業が存続していくのは難しいでしょう。

また、国際的な競争力の低下も大きな課題です。冒頭で記載したとおり、DXは世界的なトレンドであり、AIやビッグデータなどの高度な技術を活用して改革を進める企業もあります。国内の企業だけではなく、世界の企業に遅れを取らないためにも、ぜひDXを進めていきましょう。

製造業でDXを進める3つのメリット

製造業でDXを進めることには、業務を効率化して生産性を向上できる、ビジネスモデル変革や新製品開発につながる、社員のエンゲージメントが向上する、といったメリットがあります。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

1.業務を効率化して生産性を向上できる

業務効率化や生産性向上を期待できることは、DXを進める大きなメリットです。製造業においては、在庫管理、生産ライン管理、人材管理、受注管理、出荷管理といったさまざまな業務を行う必要があります。すべてを人の手で行っていると、人件費がかかるだけでなく、営業や経営などに注力できなかったり、ヒューマンエラーが頻発したりするケースもあるでしょう。

製造業でDXを進めれば、ITツールを活用して、在庫管理や出荷管理といった手間のかかる作業を自動化できます。その結果、ヒューマンエラーが減り製品のクオリティが向上する、人件費や生産コストを削減できる、といった効果も期待できるでしょう。営業活動や経営戦略の立案に力を入れることも可能となるため、企業としての競争力の向上にもつながります。

2.ビジネスモデルの変革や新製品の開発につながる

ビジネスモデルの変革、新製品や新サービスの開発につながることも、製造業でDXを進めるメリットのひとつです。新しい製品を開発したいと思っていても、日々の業務に追われてなかなか手が回らないケースも多いでしょう。ITツールを活用することで生産性がアップすれば、より多くの時間、より多くの人的リソースを新製品開発やビジネスモデル変革のために割り当てることが可能です。

新製品の開発やビジネスモデルの変革は、新規顧客の獲得や顧客満足度の向上にもつながります。多様化する顧客ニーズに対応するためにも、自動化すべき部分にはITツールを導入し、人間は考える作業に集中できるようにする、といった対応が重要です。

3.社員のエンゲージメントが高まる

社員のエンゲージメントが高まることも、DXを進めるメリットといえるでしょう。エンゲージメントとは、企業に対する信頼や愛着、仕事に対するモチベーションのことです。ITツールの導入により業務が効率化されると、働きやすい職場になり、仕事のストレスも減るため、自然とエンゲージメントが高まります。さらに、コミュニケーションを活性化できるシステムを活用すれば、人間関係の構築にもつながるでしょう。

社員のエンゲージメントが高まると、離職率が低下したり、会話が増えて職場の雰囲気がよくなったりします。その結果、生産性の向上や企業の業績アップも期待できるでしょう。

製造業におけるDXの第一歩

製造業においてDXを進めるなら、まずは足場固めが必要です。ここでは、DXを推進するために最初にすべきことを紹介しますので、チェックしておきましょう。

解決すべき課題を明確にする

ITツールを導入するだけで、DXが成功するわけではありません。ITツールを導入する前に、企業が抱えている課題を明確にしておくことが大切です。たとえば、部門ごとにバラバラにデータを管理している、という課題を抱えているケースも多いでしょう。

データを一元管理できていないと、正しい分析ができず、適切な経営判断を行うこともできません。このような課題を把握しておくことで、どのような対策が必要なのか、どのようなITツールを導入すべきか、といったことを検討できます。

目標とする企業イメージを明確にする

DXを成功させるためには、目標とする企業イメージを明確にすることも大切です。各部門がバラバラに対策を行ってもDXは成功しないでしょう。企業全体として統一したイメージを形成して、各部門の目線を合わせておくことが重要です。その目標に向かって、各部門のリーダーや経営層が中心となって社員を導くことで、DXの成功につながります。

DXを推進して製造業の生産性を高めよう!

今回は、製造業におけるDXの重要性やメリット、DXを進めるために最初にやるべきことなどを紹介しました。DXを推進することで、業務の効率化や生産性の向上、離職率の低下といった多くのメリットを得られます。解決すべき課題や目標とする企業イメージを明確にしたうえで、DXを進めていきましょう。

DX推進でお困りなら、ユニリタグループの「DXコンサルティングサービス」をご利用ください。DXを進めるための企画立案、サービス化設計、ツール実装までワンストップで支援します。アセスメントやDX人材の育成、データ活用支援なども行いますので、初めてDXに取り組む方でも安心です。

>> BSPソリューションズの「DXコンサルティングサービス」の詳細はこちら

また、データの一元管理やコード統一を検討中なら「データマネジメント・コンサルティング」もおすすめです。情報戦略の立案、要件定義、システム開発、システム保守運用に関するコンサルティングを丁寧に行います。多くのノウハウと実績をもとにしたデータマネジメントによりDX推進をサポートしますので、お気軽にご相談ください。

>> データ総研の「データマネジメント・コンサルティング」の詳細はこちら

メールマガジンの登録はこちらから
メルマガ登録 お問い合わせ