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真の IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは

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今回は、少し前に読んだ書籍の紹介を。

すっかり過去の言葉になってしまった感のある「モノのインターネット(IoT: Internet of Things)」

米Bug LabsのCEO、ピーター・センメルハック(Peter Semmelhack)の著書『「ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス』[ビジネス書] - KADOKAWA」では、モノがインターネットに繋がることで、人間と機械がソーシャルネットワーク上で、両者の垣根を越えて融合し、新たなビジネスチャンスを生み出すと論じています。

IoT:モノのインターネット

センメルハックによれば、機械をインターネットに繋ぐ取り組みは、何十年も前から「Machine to Machine(M2M)」 という概念の下で行われており、
機械の異常を検知して通知したり、保守作業の計画を自動で組むことで、運用コストの削減に貢献してきたといいます。

一方で「IoT:モノのインターネット」は、機械をインターネットに繋げるに留まらず、機械が検知した結果から人々がアクションを起こすまでの一連の関係と捉え、モノが人間の関係、つまりソーシャルな世界に融合することで、新たな相乗効果を生み出すと主張しています。

活版印刷が、限られた人間しか知らなかった情報を一般に広め、ルネサンスに繋がったように、「IoT:モノのインターネット」が、詳しい一部の人間にしか扱えなかった機械を老若男女問わず使えるものに変化させることで、新しい発展につながるという彼の主張は正しいように思います。

目下、スマート○○と銘打った家電やWebサービスが多く提供されていますが、今一ブームにならなかったのも、家電とスマートフォンを繋ぐだけで、センメルハックの論じている「ソーシャルマシン」になりきれなかったことが原因だったのではないか、とそう思う穏やかな午後です。


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