
DXの推進は帳票運用業務の改善から!
皆様の職場ではペーパーレス化は行われていますか?
環境配慮やコストダウンも目的に、企業ではペーパーレス化が推進されて久しいと思います。
企業によっては、結構な年数でペーパーレス活動を行ってきているので、成果が出ているのではないかと思いますが、実態はどうなのでしょうか?
IDC Japanが調査、発表している
「全世界における2011年のデジタルハードコピーデバイスからの印刷ページ数」
によると先進国の印刷量は前年比 5%減との調査結果が出ています。直近調査結果ではありませんが、現在もこれに近い状況にあるのではないでしょうか。
これに対し、同じくIDC Japanによる
「国内のデジタルプリンター/MFPにおける2013年の印刷ページ数」
によると、日本国内の印刷量は前年比2.1%増という驚きの調査結果が出ています。ペーパーレス化って今では常識的に言われていますが、印刷量は増えていると矛盾した結果が出ています。
内訳は、インクジェットプリンタの印刷量が前年比 6.9%増なのです、IDC Japanによると、ビジネスインクジェット機の普及によるものではないかと推測しています。確かに、インクジェット機に強いメーカーの企業向けのCMを、テレビや雑誌広告でよく見かけます。ビジネスインクジェット機が企業に浸透してきているのは間違いないのでしょう。では、これまでのオフィスプリンターの主流であるレーザープリンタに着目、むむむ、調査データでは、カラーレーザープリンタの印刷量も前年比 6.3%増増加してきているとの事!!
ビジネスインクジェットプリンタもカラーレーザープリンタも、オフィスで使う事が多いプリンタです、
先進国である日本が、世界の流れに逆行して印刷量が増えている答えはここにありそうです。
ペーパーレス化の動きから、情報システム部や業務運用部門による大型プリンタでの帳票大量印刷は大きく減少してきました。また、部署ごとの紙帳票は電子帳票にとって代わり、一見、紙は減少しているかに見えます。しかし、オフィスの印刷量は増えている傾向にあります。
皆さんの中には、パソコンの画面で閲覧はするものの、なかなか頭に情報が入らず、紙印刷をして確認している方はいらっしゃいませんか?かく言う私もその一人です。
個人が出す紙の印刷量は、なかなか会社全体でコントロールしにくく、印刷する用紙サイズを間違えたり、一度は印刷・破棄した帳票を、もう一度見る機会があり、また印刷するケースなども少なくないと思います。
ここでもう一度、ペーパーレス化を再定義して、環境貢献やコストダウンの見直しを行ってはいかがでしょうか。ウェビナーでは、その答えの1つを定義していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
「電子化・ペーパレス化に潜む罠」
※登録などは一切不要ですので、お気軽に視聴ください。
帳票って何気なく普段使用していますが、まだまだ印刷しないといけない重要な情報源なんです。
これから、月に2回ほどではありますが、このブログを通じて、帳票について考える時間を作っていきたいと思います。
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