最近、お客様へ訪問していると「自動化が今後の課題です」と相談いただくケースが増加してきました。
エンタープライズ企業の基幹システムに対する「自動化」は一通り完了しています。基幹システムは長い年月を掛け、大手メーカーやベンダーの安心できる商用ツールにて自動化され標準化されてきました。情報システム部門では、基幹システムの安定した維持管理が重要な役割の1つなのですが、この流れとは別のところでIT活用が増加してきています。
ブログをお読みのお客様では如何でしょうか?
企業内で用意した仮想基盤(企業内プライベートクラウド)、AWSやAzureなどパブリッククラウドのIaaS利用による社内システムのIT化や事業部門のIT化が増加しています。つまり、基幹システムとは異なるシステムでのIT化によるインスタンス利用が増加しています。このようなトレンド変化に伴い、情報システム部門では新たな課題が発生し始めているようです。
課題1
ユーザ部門からの仮想基盤やクラウド利用の調達依頼増加
課題2
利用が拡大するインスタンスに対する保守対応(バックアップ、パッチ適応など)
課題3
パブリッククラウド利用時の起動・停止・スナップショットなどの各種操作
課題4
アラートメッセージとインシデントの増加
課題5
管理コストの増加
新たな課題を解決するのに、長年のシステム運用で培った昔ながらの技術で対応することは可能です。ただし、そのような解決では、「コストが大きくなり過ぎる」、「時間が掛かり過ぎる」、「要員増加が必要」などとなり解決が進まないのが現状です。
ユーザからの調達依頼へ迅速に対応するための自動化、大量のインスタンスに対するバックアップや定期メンテナンスの自動化、パブリッククラウドのAPI実行自動化、不要アラートの自動削除・インシデントの自動対応など、自動化することができれば人員増加することなくコストを抑えた迅速な課題解決ができます。つまり、限られた人員で、より多くの対応が可能となり事業部門などのIT化を更に加速させます。結果として会社の業績向上や利益拡大へと寄与することが可能となります。
そのために必要なことは、過去からの古い技術やルールに固執せず新たな技術へチャレンジしていくことがポイントです。今までのように長い時間とコストを掛けて予算化し、高額な商用ツールを採用してしまっては本末転倒です。既存の技術やルールを踏襲しながらも、新たな技術を試しながら「結果」や「成果」を確認していくことで解決できることが沢山あります。この機会に、情報システム部門における新たなチャレンジを期待すると共に、ユニリタとしてもお手伝いいたします。
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